2019-01-01から1年間の記事一覧
コミュタンでの研修の最後は「交流会」となっており、「人や住む場所によって異なる放射線や福島の食べ物に対するイメージの違いを話し合い、風評被害について考える」とプログラム上は書いてあったが、要するに生徒たちのディスカッションのために2時間ほ…
研修ツアー2日目の「コミュタン福島」での長い一日の後半、午後2時から「福島の食べ物に対する風評被害」をテーマにワークショップが行われた。「福島の食べ物を自分の家族や友達に勧めるための手紙を書く」という課題。朝から県の施設に缶詰めで、原子力・…
研修ツアー初日に6号線を北上し、浪江町での見学を終えた後、バスは浜通りを離れて西へ向かった。途中までグーグルマップで辿った限りでは国道114号線と459号線を通っていたはずだが、その頃にはとっぷり日が暮れて、真っ暗な山中の道では車内から何も見えな…
震災直後、さまざまなニュースが気になったけれど、実際に福島に来ることはできなかった。私が初めて福島を訪ねたのは2016年の春。新聞社を辞めてすぐだったが、震災から既に5年も経っていた。それ以来たびたび訪れるようになり、数えると結構な回数になるが…
何かアクションを起こすのは、誰かからの何らかの呼びかけがきっかけである場合が多いが、その呼びかけに応じるかどうかは自分の意志である。そして、アクションは、たとえ、それがささやかなものであっても、必ず新しい出会いをもたらし、次のささやかなア…
青森行きを敢行した今回の中学生サミットは例年より1日長い2泊3日の行程であった。さて、最終日。 初日の六ヶ所村での原子燃料サイクル施設の見学、2日目の東京でのNUMO(原子力発電環境整備機構)のレクチャーを踏まえて、3日目は生徒たちによる対話セ…
「地層処分問題をサイエンティフィックにダイアローグ」と謳うこの「中学生サミット」のプログラムには、毎回、NUMOの担当者から地層処分の基本について話を聞くというセッションが含まれている。 NUMOというのは、Nuclear Waste Management Organization of…
翌朝、再び八戸駅へ。青森県での滞在時間はトータルで24時間に満たない。せっかく日本各地からはるばる本州の北端まで来たのだから、もう少し長く現地の空気を吸いながら、昨日見聞きした真新しい知識と「物語」について、生徒たちが互いの感想や意見を交換…
原子燃料サイクル施設の見学を終えて再びバスに乗る頃には日が暮れていた。5時過ぎ、六ヶ所村内のスパハウスろっかぽっかに到着。立派な温泉施設だ。そう言えば、村内で見かけた体育館や郷土館も立派だった。 入浴のために立ち寄ったわけではない。施設内の…
昨年末、冬休みに入ったばかりの三連休に二泊三日で開催された「中学生サミット」にオブザーバーとして同行した。 「中学生サミット」は、原発で出る「核のごみ」の問題について、中学生たちが考えるというユニークな企画である。東京工業大学の学術フォーラ…
そうこうしているうちに年が改まり、「一月は行く」という言葉の通り、早くも月末である。昨年の10月に訪ねた福島県Jヴィレッジでの日本・ベラルーシ友好訪問団2018年報告会について書き残していたことをまとめておこう。 福島の高校生たちやベラルーシの学…